2024/10/13 19:30
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不明瞭なものが好きだったりする。
どっちつかずの曖昧さ。
硬いんだけど食べ進めるごとに柔らかくなるアイスクリームみたいな。
段々と溶けて無くなってしまいそうな。
そんな儚さがエモい。
だけど、今言ったことが嘘になってしまうくらいに、明確で野太さがあるものが好きだったりする。
何だろうな。
カシミアのニットにかっちりしたトラウザーズや柔らかい質感のチノパンツ。
より
カシミアのニットにボロボロのデニムだったり光沢のあるレザーパンツ。
どれも格好良いと思うし好きなんだけどね。
最近はファッションの背景や奥行きを考える前に「イメージ」をする。
構築云々の前に「イメージ」をして、背景や奥行きを足していく感覚。
料理をする時なんかに似ているのかも。
『今日はパスタがいいな。
何のパスタにしよう。
そういえば、カッペリーニがあったな。
やはりトマトや魚介なんかの冷製パスタかな。
冷製パスタが和製すぎるのかな。
ナポリだったらパイに用いるらしい。
だけどそれは直球すぎて面白くないから捻ろうか。あぁ。』
みたいな一連のイメージ。
それをファッションでも考える。
抽象絵画が主流な時代に具象絵画にこだわり続けた彼は言う。
「私は自分をイメージを作る人間だと思っている。イメージは描画行為の美しさより重要だ。」
~フランシス ベーコン
不安や孤独を感じさせつつも、歪みや誇張のある作品たちは荒々しさと繊細さを併せ持つ。
ベーコンの表現がファッションで今やりたい感覚がとても近いかもしれない。
そんなこと考えながら今日も「イメージ」しています。
…
されども「イメージ」なんですね。
泡沫の夢で消えないように_
表現できたらいいな。
なんて思った今日だった。
Mozzie