2024/10/12 18:38


昼夜での寒暖差を感じますね。

ようやく冬の顔が見えてきました。

ご来店なさるお客様も完全に秋冬目線。

いいご提案ができるようにしておきますね。


なんだか最近"楽"でいたいのです。

"楽な格好"

機能的、素材的。もちろん大事。でも今ひとつなのです。


"楽な格好" なのか"ラフな格好"なのかとにかく気張らず、らしく、ありのまま。


まるで

「気の抜けたコーラ」みたいに。


個性が大事というけれど、それを類型化することを求め、急速に進む無個性社会。


思想がファッションであり、ファッションが思想とするのであれば、

現在は時代のムードで服を着ることが求められているような気がする。


社会的問題やトピックを踏まえた思想、発言などの展開により意識や認識を考慮しているというステイタスにもなる。


インスタントでファストな情報社会だからこそ、手軽さゆえの刺激を欲する。


上澄を掬い上げ、堪能する。


コアがマスへと切り替わる。

分離することによって無意識の再認識となる。


アイロニカルな話ではなく、だからこそ改めて

「気の抜けたコーラ」

に憧れを持つ。


モノと見せ方のバランス。

本来重要視されていた、炭酸(気)を抜いてみる。

相対的なバランスは崩れるかもしれない。

しかし、残されたモノはコーラであり、コーラに変わり無い。


時代的ムードではなく、自己ムード。


歯応えはなくとも、味のあるガムに。


Thirst knows no reason 

「喉の渇きに理由はない」

•Coca Cola


僕がファッションをしているのも大層な理由なんてものはないです。


渇きに潤いを。


理由はなくとも意味をもたせる。


こんな事言いながら。

そんな事から解放されたいんでしょうね。


故に"楽な格好"を求めているのかも。


今日は少しだけ尖りを。そんな所も僕らしさ。


Mozzie